41歳で3社目の外資系企業へ~40代の外資系転職体験記③

外資系企業への転職。

外資系企業での仕事。

外資系企業の文化。

・・・

外資系企業への転職活動体験記。

今回が3回目です。

外資系企業への転職体験記①~28歳で初めて外資系へ転職

38歳で2社目の外資系企業へ~外資系企業への転職体験記②

   

リテール(小売り)・サービス業界に限られますが、5社経験したので、何らかの参考・お役に立てるのではないかと思います。

   

私の外資系企業転職・就業経験は↓

当時の年齢
*誕生月によりズレます
勤務先勤続年数
1998年28歳アメリカ系リテール(消費財小売り)10年
2008年38歳ヨーロッパ系リテール(消費財小売り)2年3か月
2011年41歳ヨーロッパ系リテール
(親会社のメーカーから出向、消費財小売り)
3年2か月
2014年44歳日系メーカー(営業)1年5か月
2015年46歳アメリカ系リテール(消費財小売り)7か月
2018年48歳日系通販会社 (*営業)9か月
2019年49歳アジア系サービス(ホテル)就業中
「どうしてこうなった」という思いは、まぁあります。

   

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40歳での転職を決意~外資系から外資系へ

   

最後の転職につもりで入った外資系企業に勤めて2年。

*一般的に離職・退職が多いとされる外資ながら、長く勤めることができる雰囲気を世間にも漂わせていた企業でしたが、実際のところはけっこうリストラを断行していました。特に私のような40歳前後以上で、給料が高めな人間はターゲット。

   

マネージャーからの降格を告げられ、居場所がないと感じた私は転職を決意します。

この時、少し年長の先輩社員から「マネージャーからの降格なんて、この会社ではよくあること。また這い上がることができるから、踏みとどまったほうがいい。」と忠告されましたが、どこに配属されるかもわからないまま日が過ぎていき、不安と憤りが募るばかり。

こんな会社!!

と思ってしまった私は、転職先が決まらないまま会社を去りました。←我ながら、これはダメだと思います。「次」は決めてから転職しましょう。

   

「何とかなる」とは思っていたものの、なかなか次は決まりません。

   

すでに4回の転職をし、前職を2年で辞めた40歳になろうという男。当然と言えば当然だったかもしれません。

ただ、この時はけっこう外資系を避けてたんですよね。こんなにあっさりリストラするものなのか、と。まだ小さい子供もいましたし、「やっぱり日本企業か」と考えていたんだと思います。

選んでいました。そのような立場にないにもかかわらず。

   

貯金がどんどんなくなり、無職のまま1年が過ぎました

書類で落とされる。面接に進めない。

   

「本当にまずい。」と思い、何度もギアを入れますが空回り。

それでも、もう41歳を迎えようという頃、ようやく1社、エージェントから紹介いただきました。

   

結局、外資系企業でした。エージェントも外資系。

   

この時もたしか、面接会場であるこの会社の大阪支店近くのレストランでエージェントの方と合流。

”品定め”をされて、「合格」。

1次面接へ臨みました。

   

セールスマネージャーと人事マネージャーの2人(ともに日本人)を相手に、好印象を残すことができ、最終である、社長との2次面接に進むことになりました。

「手ごたえ」って必ずありますよね。縁を感じるというか。

   

最終面接の場所は、東京本社でした。

1次面接の時の2人と、外国人の社長。

事前に、英語での面接も含まれると告げられていましたが、これは自己紹介、自己アピールのみ。人事マネージャーは英語をさらに突っ込んできましたが、セールスマネージャーがこれを制してくれました(ホッとしました)。気に入ってくれてたんでしょうね。加えて、このセールスマネージャーの権限が大きかった。

*実はこの転職活動期間中、英語面接では失敗もしました。詳細は、また別の機会に書きます。

   

ようやくの内定

まずは契約社員としてのスタートでしたが、ほぼ「正社員前提」、ほぼ「マネージャー前提」のサブマネージャー。大阪にできる、新拠点のトップ候補。年収は前職と同じ額。

東京への交通費もいたいところでしたが、妻も喜んでくれました。

前職に劣らない、むしろ前職を上回る、世界的な企業でしたし。

「勝った」と思いましたね。この時は・・・。

   

転職してわかった、外資系企業(欧州系)~体験記③

世界的大企業への転職。とはいえ、調子に乗っていたわけではありません。

何と言っても、前職では「嫉妬」がありました。

「マネージャー候補としていきなり入ってくる41歳を、そうそう気持ちよく歓迎してくれるはずはない。」と構えていました。もちろん、謙虚に。

   

女性が多い職場

まず研修。場所は大阪支店。

同期数名と。

私だけがマネージャー候補としての入社でしたが、もちろんそんな雰囲気は一切出さず。謙虚に。

講師は、社内別部署の、私よりも年長の女性社員でした。

しかし、何か違和感。この女性講師が、私にだけやたら”あたり”がキツイのです。

それでも研修は数日のみ。この女性講師はふだん東京勤務なので、そうそう会うこともない。まぁ、乗り切れるだろう。

研修最終日。面接の時に私を”買って”くれた、セールスマネージャーが来ていました。

研修終了後、このマネージャーと、直属の部下である西日本エリアマネージャーと初対面しました。

私の直属の上司は、このエリアマネージャー。女性でした。

イメージです

   

私を買ってくれたセールスマネージャーや社長含め、面接では全員男性でしたが、実は女性の多い会社でした。

それは聞かされていましたし、前職も女性は多く、”それ”が問題だったことは一切なかった(むしろうまくやれていた)ので、大丈夫だろうと。

   

ところが、です。男性の、私を買ってくれていたセールスマネージャーが、女性社員ほぼ全員に、けっこう嫌われていたのです。。。

   

後になって、研修の講師をつとめた女性社員が私にきつかった理由がわかりました。

女性スタッフの意見などあまり聞かず、勝手に面接して、勝手に採用してきた41歳の男性マネージャー候補。それが私、でした。

   

まいりました。

   

私を買ってくれたセールスマネージャーは、通常、ほぼ東京本社に勤務。

私は大阪勤務。直属の上司は、女性の西日本エリアマネージャー。

   

アタリがキツイ。

   

例えば、私がまた別の研修を終えた後。

その内容をレポートしようとすると、「ふんふん。また今度。」

あまり聞きたくないかと思って黙っていると、「報告してくれない。」

   

いや、どっちやねん!!!

こういう調子で”ハマって”しまった私は、いつしか、職場の女性全員が敵にようになってしまっていました。

   

ちょっとでもミスしようものなら、、、えっ、そこまで怒る?みたいなことが何度か起こり、どんどん仕事は上手くいかなくなっていきます。

しまいには、女性マネージャーがこういった私の失態を、東京のセールスマネージャーに報告。セールスマネージャーもだんだん私を庇わないようになっていきました。

   

迎えた、1年目の契約更新。私は正社員になるどころか、大幅な減給を言い渡されます。

仕方なくこれを受け入れ、さらに1年頑張りましたが、昇給、正社員への登用はなし。

   

私自身のセールスはそこそこ。人間関係においても、何とか私のことを認めらてくれるようになってきておりましたが、大阪の新拠点全体のセールスが、現場ではどうしようもない理由で上手くいっていないことも原因でした。

   

44歳。またまた転職。日系企業へ。

給料ダウンで契約社員

   

これではイカンと思った私はまたも・・・転職です。

退職日は2014年1月末。当時の年齢が43歳。

そして、また「次」が決まらないまま。

   

幸い(と言えるのかどうか)、退職して1か月ほどで内定。

日本企業の営業職。非管理職。

基本給は下がりますが、そこは実力次第。小さな会社でしたが、営業成績次第で給料にも反映。

セールスそのものには、少々の自信があった私は、「今度こそ、今度こそ」の思いで飛び込みました。

   

しかし・・・(体験記④へ続きます)

   

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