多かった②!会社での不正・不祥事【外資系小売りサービス業体験談】

会社・職場での”不祥事シリーズ”(?)

不倫に続いては、不正。

これも多かった。

   

ニュースになるものだけでこれほど多いのなら、表ざたになってない不正なんて、数えきれないほどあるのではないか・・・

そう思ってしまいます。

   

事実、私も身をもって経験しました。

今回も、あまり思い出したくない過去。

私が”くらった”、会社での不祥事です。

   

私が見た!聞いた!会社での不正・不祥事

めまいしました。ホントに。

   

10年勤めた会社での不祥事。

いろいろありました(涙)が、一番多かったのはお金。横領ですね。内部不正。

   

ある1室に大きな金庫がありました。

部屋のドアは常時施錠されており、入室できるのは数名のみ。パート・アルバイトの方でも入ることはできましたが、24時間防犯カメラが作動。

   

そうです。

遅かれ早かれ、横領という行為は必ずバレるんですよ

にもかかわらず、、、

精神的に、おかしくなるんでしょうね。。。

   

私が経験した(くらった)会社での不正・不祥事

まいりました。。。

   

お金を盗む(横領)という行為のほかに、多かったのが商品を盗むこと。

大きなお店の売り場で、万引きは大げさでなく”日常茶飯事”でしたが、社内スタッフによるものも多かった!

   

パート・アルバイトさんは、勤務終了後に着替え、お店を出る際に社員に自分のバッグの中身を見せるルールがあったのですが・・・

   

*イメージです。

こんな風に、中身をぶちまけるようなことはしていなかったんですよね。

忙しいものだから、ちょっと覗くだけ。

ボディチェックはなし。

   

それでも、もし商品を盗んでいる場合だと、当人はドキドキものだと思うんですが・・・

   

事件発覚

どのお店でも見かけるやり方。

   

商品自体は大きいというより、かなり小さい。

ところが、すごく高価なもの。

   

こういう商品を普通に店頭に並べていては、いくらでも万引きされます。(残念ながら、本当にいくらでも、です)

   

商品の箱にセキュリティラベルというものを貼って、お会計を済ませずに店の外に出ようとするとブザーが鳴るやつ。

ところが、、、中身だけを抜いて盗むんですよね。トイレの個室なんかで。

よく空箱が発見されました。

   

そこで、店頭には中身の入っていない箱だけを並べ、会計後に商品と交換する。

多くの店舗と同じように、私が勤めていた会社でもこの方法を実施していました。

   

高額商品は、これもある1室に保管。

部屋のドアは施錠されており、ここに入室が許されるのはカギを持つ者のみ。

定期的に、商品の数に相違がないか、棚卸。

※内部不正が後を絶たなかった結果、管理はどんどん厳しくなりました。

   

会社もバカではないので、内部不正はもちろん減る傾向にあったと記憶しておりますが・・・

   

ある日、「数が合わない」と。

それでも、あまり大きな相違ではなかったので「検品ミスでは?」と思っていたのですが・・・

   

「数が合わない」ことが、少しずつ増えてくる。

どう考えてもおかしい

気づけば、その相違金額は数十万円にも達していました。

   

当時の店舗責任者は私。

信じられませんでした。

普段から、それほどピリピリした雰囲気にはせず、フレンドリーは職場。

それでも「締めるところは締める」、「怒る時は怒る」姿勢でおりましたから、内部不正などはありえない、はず。

   

ところが、起こってしまった。

   

すぐに犯人は摘発されたが・・・

店舗をいくつか統括するエリアマネージャーと、本社管轄の損失防止担当者。

2人が店舗にやってきて徹底調査。

それでも原因はわかりませんでしたが、社員はもちろん、パート・アルバイトも含めた、この高額商品保管室への入室が可能なスタッフ全員が集められ、、、

   

エリアマネージャー「疑いたくはないのだが、徹底的な状況調査の結果、内部不正しか考えられない。」

「この中に心当たりのある人がいるのなら、名乗り出てほしい。このミーティングの後でかまわない。今なら警察にも言わない。」

   

それでもまだ、信じていましたが・・・

   

エリアマネージャー「あの後すぐに、K(20代の男性アルバイト)が名乗り出たよ。」

「警察にも言わないが、商品の再販売はできないので弁償してもらう。もちろん、退職だ(自己都合)。」

   

怒りしかありませんでした。

   

結末

実は、このエリアマネージャーと本社担当者にも腹が立っていました。

不祥事を起こした店舗に乗り込んできた彼らに対し、私たちは肩身が狭い。

そんな私たちを横目に、オフィスでとりとめのない話でゲラゲラ笑う2人。

   

その態度はないだろう!

   

とはいえ、不祥事を起こした店舗の責任者は私。

   

どうしようもない怒りの矛先は、この不祥事の張本人、アルバイトのKに向かいました。

   

後日、退職の手続きに現れたK。

謝罪などないままに帰ろうとするK。

胸ぐらをつかみ、「おまえーーーー!!!!」と。

   

オフィスに、あの時疑われたスタッフを集め、Kには土下座のうえ謝罪させました。

「二度と姿を見せるな!!」と。

   

会社での不正予防、事後処理をどうするべきか

ちょっと変わったヤツでした。

働きぶりも微妙。

退職しておよそ半年、なんと別の事件で逮捕までされていました。。。

   

少しずつ、私服のカーゴパンツのポケットなどに入れるなどして持ち帰っていたようです。

   

こんなことが自分に起こるとは。

幸い、大きなマイナス評価には至りませんでしたが。

   

このKが変わったヤツだったとはいえ、私もどこかで、気が抜けてしまってたんでしょう。

振り返れば、10年勤めたこの会社を退職しようとしていた、まさにそんな時。

モチベーションは高くなく、、、おそらく、そんな「気」が職場に伝わってしまっていたのかもしれません。

   

   

会社で不祥事を起こし、ある時は懲戒解雇、ある時は自己都合退職。

不倫と不祥事、両方やった人間もいました。

風の噂で、「彼ら」の多くは同様の職(小売業)に就いたと聞きます。

その、同業他社の中には、業績が絶好調の会社も。

もちろん、「彼ら」は改心したんでしょうけど・・・複雑な思いです。

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